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監禁じゃない

支配と服従。絶対的支配権を行使する主人と、服従するしか生きる術のない子飼いと。そういう立場があたりまえに存在する架空世界のお話です。飼われる人間と飼う人間との愛憎劇をお楽しみください。そして、時々は泣いてね。行き場を失った僕らの魂のために。

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「なんで逃げないの?」
「監禁されてるの?」

そんな質問を何度もされた。
いろんな人から。

「監禁じゃないです(汗)」
「今は自分が好きでここにいるから大丈夫です(照)」

好奇心から聞いた人、心配して聞いてくれた人
いろいろいたと思うけど、その全てに僕は同じ答えを返してた。



でも本当はね、言えなかったこともあるんだよ。
僕の人生はもうこうと決まっていて
それは僕の意思や希望なんてまるで関係なしに定められていて
覆すことができるとは思ってなかったから。

逆らえないと思ってた。
逆らっちゃいけないと思ってた。
僕は満足してる。
そう思い込むことが必要だったしそれが幸せだと信じた。
それを本気じゃないって指摘されてもyesって言うわけにはいかなかったんだよ。
そう答えたところで、助けてくれるわけでもなかったでしょ?って
それは今でもそう思う。




だから聞かれた時には言えなかったけど
でも実は僕には逃げ出した経験が2回ある。
保護されて送り返されて
誰かに助けてもらえると思ったことを死ぬほど後悔した。
それから2度めは自分から戻った。

「言うことがきけないのなら出ていけ」
「従わないものを置くつもりはない。」

その日トオルさんは命令を嫌がって逆らう僕に
いつものような罰を与えることなくあっさりと言った。
するっと手をのばして僕の首から首輪をはずしてくれた。
少しも引き止めることなくドアを開けてくれ、僕の背中を押し出した。

パタンっと閉められたドア。
それからまるっきり音もしない部屋。
裸足のままの僕。


あてもないままふらふらと外に出たけどどこにも行くあてがなくて。
怖くてたまらなくて。
「外」の人たちの全てがおそろしかった。
誰かがちらっと僕を見るたび死にそうな気がした。
その視線から逃げられる場所がどこにもない。
どこに行っても誰かがいる。
そして僕には行く先がない。お金もない。何にも持ってない。

怖くて怖くてたまらなくて
不安で心細くて悲しくて
すぐに後悔した僕は自分から戻った。


戻ってもすぐには入れてもらえなくて無視されて
許してもらえるまでつきまとい僕は謝り続けた。
淋しくてたまらなかった。怖かった。

二度と逆らいません。
何でも言うことを聞きます。
今度からちゃんと従います。
だから許してください。
ここにいさせてください。

泣きながら、首輪をはずされた首筋の寒さと頼りなさを感じてた。
あの時僕は、支配されてる自分を受け入れたんだろうと思う。
支配されるしかない自分を。
他に生きていける術があるとは夢にも思えなかった。
僕はあの時、受け入れ納得すると同時にほとんどのものを諦めた。

許してもらえた時
僕はものすごい幸せを感じた。
首輪をされてほっとしたのは初めてだった。
それまでは本当は苦しいと思ってた。
受け入れてもらえる幸せと安堵感。
二度とバカなことしないと思った。
もう逆らったりしない。
ちゃんと従う。
ここにおいてくれるトオルさんに感謝する。
それはものすごく幸運なことだったはずなのに。









今日の僕はちょっと支離滅裂。
1日に何度も浮上したり思い出したことに引きずられたり。
まとまりがないってわかってるけど読み返せないや。
逃げ出した時のことについては
いつか落ち着いたらもう少し詳しく書きたい。

あの時の強烈な恐怖と初めて感じた安堵感と。
それをわかってくれる人っているんだろうか・・・。
わかるようには書けそうにない。


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